遥か昔、DEARIVETHという王国があった。
王国は優しい女王の統治のもと、
長きに渡り平穏を保っていた。
ある時、王国内で歴史上 初めての紛争が勃発した。
きっかけは ほんの些細な出来事だった。
紛争は多くの命を奪った。
女王は嘆き、悲しんだ。
そして、決意した。
「華」を使うことを。
「華」は、王国に古くから伝わる機械だった。
それを使えば、皆が等しく永遠の命を
手に入れられると伝えられてきた。
しかし、それは悲劇への引き金だった。
国民は皆 光の粒子となり、人の姿を成すことは
二度となかった。
そしてその日、永遠の命を持つ、
一羽のウサギが誕生した。
戻る